ここ数年で「イノベーティブ・フュージョン」というジャンルのお店が日本でも増えてきました。
イノベーティブ・フュージョンは直訳すると「革新的な融合」ですが、料理の国籍やジャンルは問わず自由に組み合わせて、ビジュアルもテイストも今までに存在しなかった料理を意味しています。
2013年度のミシュランガイドでもこの名称を正式に採用されたことで、世界的に広まってきています。
このジャンルの代表格で「世界のベストレストラン50」で5度も世界1位を獲得し、ミシュラン3つ星のデンマークの『ノーマ(noma)』が2024年に閉店というニュースが衝撃を与えたことも記憶に新しいですね。
イノベーティブレストランの最大の魅力はなんと言っても、「自由な発想で創造された斬新な料理」や「多様な食文化を取り込んで変化していく料理」に対するサプライズの感動ではないでしょうか。
例えば・・・
「なにコレ、マジやばい! 美味しい」
「こんな食材の組み合わせあるんだ。始めてだよ。すご~い!!」
恋人がこんな言葉を素敵な笑顔で言ってくれるレストランに、連れていってあげたいと思いませんか。
この記事では、恋人が何度も心から喜ぶ言葉がでてくる六本木にあるイノベーティブレストラン【白土】を紹介していきます。
期待値を超える圧巻の20皿に恋人の高揚感も止まらない【白土】
- イノベーティブレストランで白土をお薦めする理由は以下の通りです。
気さくなシェフとの楽しい会話とライブ感で高揚感が高まる
- お店は全てカウンター席で8席です。
- シェフとの距離が50cm程度なので、恋人との会話中でもシェフの料理するライブ感を楽しめます。
- シェフは大変気さくな方なので、写真撮影をお願いしても笑顔で応じてくれます。
- また、このお店ではいろいろな食材がでてきますが、質問すれば丁寧に教えてくれて非常に嬉しい気持ちになります。
- 調理するシェフを眺めながら、恋人と一緒にワクワク感が高まっていくシチュエーションは最高です。
- こんな感じで20皿続くので恋人のテンションがアゲアゲになることでしょう。
20皿でありながらボリュームや間延びを全く感じない計算されたコース
- 白土は20品とボリューム感はありますが、一皿一皿は少量で女性のお腹にも優しいコースになっていますので、彼女も最後まで料理を楽しめることが出来ます。
- さらに、シェフはワンオペにもかかわらず絶妙のタイミングで次から次へと料理をサーブしてくれます。
- したがって、料理と料理の間が間延びすることなく、盛り上がった会話やテンションも途切れることはありません。
- 旬の素材を活かした美味しい料理を楽しくかつ最後まで堪能できるので、恋人も満足すること間違いないです。
「豊富な食材知識」x「多様な調理方法」のコラボ料理に恋人も愉悦感に浸れる
- シェフの食材に対する知識はハンパないです。
- 食材は魚・肉に留まらず野菜・葉まで多岐にわたり、こんなに希有でマニアックな食材に出会えるレストランもそんなに多くはありません。
- 料理のベースはフレンチですが、そこにイタリアン・中華・和食における多様な調理方法を駆使できるのがシェフの凄さです。
- この2つを自由自在に組み合わせて、ここだけでしか堪能できない至高のイノベーティブ料理を創り出しています。
- では、料理の紹介をしていきますね。
- スタート前はこんな感じです。
- 目の前の黒いまな板の上でシェフが調理するときは、彼女と一緒にライブ感をバッチリと楽しめます。
- 新馬鈴薯と旬の素材である駿河湾の桜海老の洋風の一品です。
- エビの美味しさを堪能でき、シャンパンとの相性も抜群なのでスタートから彼女と盛り上がれます。
- フランス シャンパン産のスパークリングワイン
- 品種:ピノ・ノワール75%、シャルドネ25%
- 綺麗な薄い黄金色。酸味は爽やかでフルーティ
- 鯵のエスカベッシュ(揚げた白身魚をビネガーや白ワイン、オイルなどに漬け込んだ料理。洋風マリネ)
- その上にはウルイと山ウドという春の山菜がのっています
- 緑色の野菜はウコギ(五加木)。明るい緑が目にも爽やかな春の一品になっています
- 春の話で恋人との会話も弾むとよいですね
- プルプルのハマグリの美味しさを最大限に引き出した極旨の一品です。
- ハマグリのジュレと新タマネギの甘味とのマッチングも最高です。
- 彼女からも「これ ヤバーーイ」との喜びの声も聞こえるかも
- フランス プイィ・ビュメ産の白ワイン
- ジャン・パビオ プイィ・フュメ プレスティージュ・デ・フィーヌ・カイヨ キメリド
- 品種:ソーヴィニヨン・ブラン
- 果実味と酸とミネラルのバランスが非常によい、人気のある辛口ワインです。
- 下の緑色は青えんどうの濃厚なピュレ
- その上には生うにのおいしさをそのまま味わえることが特徴「塩水ウニ」が
- よく見る「板うに」は形を保つためにミョウバンが使用されています。
- 1番上には酸味のハーブを加えてアクセントを加えています。
- 料理に合わせてハーブを変える技術が素晴らしいです。
- 僅かに下に見える緑色の野菜が菜の花
- 目のまで瞬間燻製してくれた鰆は脂がのっていて最高
- 日本酒好きの女性なら思わず「ウ~ン最高」といって喜んでもらえるかも
- 鍋島 純米大吟醸 きたしずく
- 控えめの香りで酸味はすっきり
- ぐいぐい飲める美味しい石井日本酒
- 北海道噴火湾の毛蟹。日本酒にものすごく合います。
- カニ味噌も盛られており、カニ一匹が凝縮されている絶品です。
- 緑色の山菜はあまどころ(甘野老)。甘くてアスパラに似た味わいです。
- 1番上の花穂紫蘇(はなほじそ)が鮮やかな色合いと香りの良さを奏でています。
- 加賀レンコンは強いモッチリ感が食べ応えがあります。
- 添えてあるキノコはアワビ茸でまるでアワビを食べているみたいです。
- 異なる食感を満喫できる美味しい一品です
- フランス サン・トーバン産白ワイン
- 品種:シャルドネ
- 辛口で割と厚みのある味わいです
- アワビのプルプル感、下の生わかめの抜群の歯ごたえに酔いしれます。
- 味と食感を楽しめる素晴らしい磯の一品です。
- 上にのっているレッドソレルは赤い葉脈がきれいで、フレンチではよく使われるハーブです。
- シェフの食材の豊富な知識とスキルの高さが伺えます。
- 富山県産蛍イカの冷製のカッペリーニ
- 蛍イカをペースト状にしてスダチの果汁を加えたソースがよくあってます
- 緑の山菜はスイバ(酸葉)。軸部分がスモモの様な酸味が特徴です。
- 蛍イカは大ぶりで本当に美味しいです
- フランス メディテラネ産ロゼワイン
- Estandon Insolence Rosé(エスタンドン アンソランス ロゼ)
- 品種:Grenache (グルナッシュ), Syrah (シラー)
- イチゴ、ライム、レモンの様な果実味
- このお店のスペシャリティともいえるノドグロ一匹が凝縮された一品です。
- 下にはリゾット専用のイタリアのカルナローリ米にノドグロの頭や骨から使ったスープ ド ポワソンをからめてある
- ノドグロを崩しながらお米と絡めて食べると最高です。
- イタリア米は石川県たけもと農場で生産しているそうで、シェフの食材の知識はやはりハンパないですね。
- 中華料理の紹興酒漬けにインスパイアされたボタン海老のブランデー漬け
- 海老の身はプリプリで頭部分の味噌も悶絶するほどの美味しさでした。
- お皿も中華風な感じで料理に合わせてチョシスしている点も良いですね
- フランス アルザス産の白ワイン
- リースリング ベブレンハイム ドメーヌ トラペ アルザス
- 品種:リースリング
- フレッシュな果実味とのバランスも良い甘さ控えめの飲みやすい味わい
- タケノコとタラの芽のフリッター
- どちらも香ばしく食感の素晴らしさに驚きました
- 前の料理に続き春を感じさせる希有なお口直しです。
- フキノトウのアイスで今までに味わったことのない一品です。
- 歯ごたえ抜群の地焼きウナギです
- ソースはバルサミコで正にフレンチ
- 下には春の山菜の萱草(かんぞう)と紅菜苔(こうさいたい)が味にアクセントを付けています。
- フランス マランジュ・プルミエ・クリュ「レ・クロ・ルソ」産の赤ワイン
- 品種:ピノ・ノワール
- ベリー感の中にスパイシーさもある味わいでほのかに苦味も感じます
- 京都府亀岡市の七谷川が流れるほとりで養鴨されている七谷鴨の料理
- 「幻の鴨」と評価されるほど旨味あふれる味わい
- 緑の野菜は行者ニンニクで鴨肉との相性はエクセレントです。
- 〆のラーメンです
- フレッシュで歯ごたえたっぷりのタケノコが具として入っています
- 上からはその場でシェフがトリュフを削ってくれます
- 女性でも完食できる量なのでご心配なく
- 韃靼そば麦茶のブランマンジェです。
- 上には塩の結晶が添えてあり、味もさることながらサクサク感が新鮮です。
- フレンチでよくある甘いデザートですが、口の中にお茶の味と香りが広がると不思議な感じがします。
- トンカ豆の香りがついたアイス
- 1番下にはヨーグルトソースとフレッシュのイチゴを敷いてあります
- その上にクランブルというサクサク状の生地を散りばめてあります
- アイスクリームの上は薄く焼いたアクセントチュイルという葉形クッキー
- イチゴは「やよいひめ」で甘味が強くてまろやかな酸味があります
- イチゴの後ろに隠れていますが、食用の花が飾ってありカワイイです
- 左は鹿児島県知覧産 有機雁が音焙じ茶
- 右は小菓子の焼きたてフィナンシェとオランジェ
- 日本茶で締めるのがイノベーティブレストランらしいです
- この様にコース料理にはフレンチ、和食、イタリアン、中華の調理技法が巧みに組み合わせられていることが分かって頂けたと思います。
- したがって、料理はいつも斬新であり刺激があります。
- さらに、食材には極めて造詣が深く、それらを使った料理のテイストとビジュアルヘのアクセントに恋人も何度となく驚くことでしょう。
まとめ
- この記事でイノベーティブレストラン「白土」の良さを分かって頂けましたでしょうか。
- 現在、ディナーデートにも人気であるイノベーティブレストランは都内でも数多くあります。
- その中で恋人の驚きや喜びの言葉を何回も引き出してくれるレストランが白土です。
- 白土で恋人と二人で「マジ おいしい」を何回も連発してください。