遊び心もあり彼女を幸せにするミシュランレストラン
《ホワイトデーなどのお返しにも最適》

遊び心のある料理をだすシェフ デート

皆さん 大事な人とのデートのレストラン選びに苦労することはありませんか。

ネットを見れば「デートにお薦めのお店」とか「巷で評判のオシャレレストラン」の情報が大量に溢れ出ており、選ぶのも決して簡単ではありません。

かくいう私もレストラン選びにはいつも結構悩みます。

ただ、せっかくのデートですので、時間をかけてでも「なんとかして恋人が喜ぶレストランを探したい」という思いは常にあります。

さて、レストラン選びの切り口は色々ありますよね。

例えば、「お洒落」、「超美味しい」、「フレンチ」、「和食」、「ミシュラン星付き」、「カジュアル」、「おちついた」、「賑やか」といったワードが思い浮かびます。

これらのワードの組み合わせでパッと頭に浮かぶのは、例えば「和食」x「超美味しい」とか「フレンチ」x「オシャレ」などがありますね。

たしかに、「フレンチ」x「オシャレ」といった王道デートも素晴らしいですが、たまには遊び心がある楽しいお店にエスコートするのも、サプライズ感があって恋人も喜ぶのではないでしょうか。

この記事では、「遊び心」にあふれ大人が楽しめるような空間を作り出している稀代の「ミシュランレストラン」を紹介していきます。

ホワイトデーの様な彼女へのお返しディナーにも最適ですよ!!

「遊び心xミシュランx大人が楽しめる」の王者 シンシア(北参道)

お店の名前から遊び心が・・・

シンシア(sincere)は、かつて「日本一予約が取れない元祖店」とも言われたバカール(フレンチ・渋谷)の石井真介シェフが2016年4月にオープンしたお店です。

シェフは四ツ谷「オテル・ド・ミクニ」や 南青山「ラ・ブランシュ」というフレンチの巨匠の店で研鑽し、フランスの星付きレストランでも経験を積んだきました。

Sincere(=嘘偽りのない誠実)の名の通り、シェフ自らも皿運びや皿拭きも行っています。

なんと店名には真介という名前もかけていて、ここからして既に遊び心を感じますね。

場所は北参道駅から徒歩約5分の閑静な住宅街です。

レストランは地下1Fですがテラス席も2卓あり、開放感にあふれる空間です。

【シンシア】入り口看板
【シンシア】テラス席

シェフの姿も眺められるライブ感あるレストラン

お店の作りで最もこだわっているのは、ほぼすべての客席をキッチンに向けて配置していることです。

さらに、席にいながらにしてシェフ達の姿が見えるので、調理場を舞台にした劇場かのようなライブ感を楽しめます。

シェフの「ゲストが一体となってわいわいと楽しめるような雰囲気こそレストランの醍醐味」という想いがまさに伝わってきます。

【シンシア】オープンキッチン

料理は遊び心溢れるプレゼンテーションの連続

料理はどれをとってもシェフの思いと食材への愛情が感じられる一品ばかりでした。

フレンチのしっかりとした技法をベースに、ストーリー性があり遊び心であふれています。

メニュからは季節の移ろい(今回は「冬の香りと春の芽吹き」がテーマ)や生産者の想いが伝わってきます。

食事前からテーブルでは「白い皿+”Sincere”ロゴ入りのブラックストーン」が待ち構えており、「どんな料理が出てくるのか」というワクワク感が駆り立てられます。

【シンシア】テーブル

では、ここからは一つ一つ楽しんでいきましょう。

【シンシア】メニュー

<彼女と盛り上がれるアミューズ>

アミューズの前にまずは「雲丹とトマト」の一品から始まります。

船盛のような感じでシェフがもってきてくれて、説明をしてくれました。

ウニ、トマトミキサーのソース、エビのアミューズでした。

雲丹とエビの絡み合いをトマトソースが見事に引き立ておいしかったです。

ビジュアル的にも色のコントラストが綺麗な一品でした。

【シンシア】ウニとトマト全体像
【シンシア】ウニとトマトアップ像

乾杯はシャンパーニュ地方のスパークリングで。

ムニエ種100%で清涼感がありつつも力強い味わいでした。

樽香、ミネラルも豊かでした。

【シンシア】スパークリングワイングラス
【シンシア】スパークリングワインボトル

アミューズは6種ありましたが、ビジュアル的にも美しく遊び心を忘れさせない創作料理のオンパレードでした。

【シンシア】アミューズメニュー
【シンシア】アミューズ

この中で「遊び心」を感じた2品を特に詳しく紹介します。

1つ目は金柑フォアグラのキャンディです。

パッと見はすべて金柑に見えるのですが、アミューズは2ケしかありません。

目を凝らせて見ればわかるのですが、それを彼女と一緒に探すのは楽しく盛り上がりますね。

【シンシア】アミューズ:キャンディー

フレンチの朝食をイメージした一品です。

ウズラの殻を取ると、何とウズラの黄身が出現!! 思わず二人で「ワォ!!」と叫んでしまいました。

1番下はフランスで朝食によく食されるブリオッシュが。その上は豚の血で作ったソーセージが載っていました。

【シンシア】アミューズ:ウズラxブリオッシュ

<思わず微笑んでしまうブリオッシュ>

「しんしあ」という刻印を見た瞬間に「カワイイ~」とつぶやいてしまいそうなブリオッシュ。

熱々で出てきますので猫舌の人は注意です。

外は香ばしく、中はトロッとした感じでこの違いが美味しさを引き立てます。

バターは信州味噌入りでこれも美味しいです。ここでも「洋」x「和」の発想が凄いです。

【シンシア】オリジナルブリオッシュ

<美しさに目を奪われ、好奇心がそそられる前菜>

前菜の1品目はカクテルムースですが、まずは美しい盛り付けに感動です。

ですが、すぐさま興味は下のお魚に・・・

「この魚の正体は一体何だろう?」という好奇心がそそられ、二人でこのトピックで盛り上がります。

まさに美しさと同時に遊び心を感じる欲張りな一品です。

【シンシア】前菜:骨クッキーxムーズ1
【シンシア】前菜:骨クッキー

正解は「骨をモチーフにしたクッキー」でした。ただ、本物の魚の骨を細かく砕いて焼き固めているとのこと。

まさに美しさと同時に遊び心を感じる欲張りな一品です。

ムースの中にはずわいカニが、上にはホタテ貝とモルドバ産のキャビア、ハーブがのっています。

海の中をイメージした盛り付けで、味や香りの重ね方にシェフの才能を感じます。

【シンシア】前菜:カニムーズ

<「和食材」x「フレンチ技法」が絶妙な前菜>

食材は今が旬の「鱈の白子」と春を感じさせる「タケノコ」。和食によく使われる食材です。

白子はフレンチ技法のムニエルで調理され、表面のカリカリ感と中身のクリーミー感のコンビネーションが絶妙です。

ゆずの香りがするいかにもフレンチらしいソースがかかっていて、タケノコの甘みとの相性が抜群でした。

【シンシア】前菜:鱈の白子xタケノコ

<伝統料理のコンビネーションから生まれた遊び心あふれたスペシャリティ>

「タイ焼き」です。サーブされる前からテンションがメチャ上がりますよ。

ある意味でこのお店の「真打ち」かもしれませんね。絶品のスペシャリティです。

「魚のパイ包み焼き料理」x「タイ焼き」というフランスと日本の伝統料理の組み合わせにより、素晴らしいイノベーションを生み出した一品です。お魚はスズキを使ってますが、「ルーアンクルート」というフレンチのクラシカルな料理と同じ素材です。

まさに、シェフの独創性と遊び心がいかんなく発揮された一品です。

また、ソースはソースベアルネーズというマヨネースの派生のようなものですが、これも「ルーアンクルート」に使用するソースのロジックに近づけているとのこと。

遊び心をもちながら、フレンチの本質を尊重して美味しさも同時に成立させるシェフの偉大さに改めて感じる一品です。

【シンシア】魚料理:「魚のパイ包み焼き料理」x「タイ焼き」1
【シンシア】魚料理:「魚のパイ包み焼き料理」x「タイ焼き」2
中身はちゃんと魚です

<サステナビリティーにも配慮したメイン料理>

メインは王道の「牛肉の炭火焼き」でした。

お肉の「なかやま牛」は環境を配慮したエサを使用しており、牛が気持ちよく育つ環境で肥育されています。

ほどよい脂の旨味と肉本来の旨味のバランスが素晴らしいお肉でした。

【シンシア】肉料理:牛肉

<かわいい〆のご飯>

〆のご飯は食事のはじめに以下の6種からオーダーしておきます。

私は「月の輪熊」を選びました。これには理由があって、ミシュラン一つ星の「大竹(日本料理:西麻布)」で以前に月の輪熊鍋を頂いたのですが、これが超絶品でその美味しさが忘れられず、迷うことなく選びました。

旨味が濃く、脂身には牛肉の様な甘みがありますが、脂肪の融点が非常に低い為とてもあっさりとしていて、思わず「美味しすぎる」と唸ってしまいました。

これぞジビエともいえる素材ですので、是非、皆さんも一度お試しになってはいかがでしょうか。

【シンシア】ストウブご飯メニュー
【シンシア】ストウブご飯

<イチゴ・栗の和スイーツ&素敵なメッセージプレート>

いちごは静岡県産「紅ほっぺ」でリコットチーズクリームとの相性が最高でした。

茨県産の栗を用いた温かいモンブランも甘みがほどよく抑えられていて美味しかったです。

コーヒーはコースターがいかにも和っぽく可愛かったです。

【シンシア】デザート・いちご
【シンシア】コーヒー
【シンシア】デザート・モンブラン

今宵は記念日でしたので素敵なメッセージプレートも作って頂きました。感謝いっぱいです。

なお、薄茶色のアマゾンカカオの中に鎮座しているのは、お土産洋のマドレーヌでした。

【シンシア】デザート・メッセージプレート
【シンシア】お土産:マドレーヌ

<最後まで遊び心はつきることはない・・・>

最後に小菓子なのですが、ここでも遊び心がつきることなく楽しめました

この中に本物が3つあり、他はフェイクという謎かけでした。

子供に戻った気分で一生懸命探しました(笑)

【シンシア】小菓子

まとめ

このレストランは遊び心にあふれ、さらには「美味しさ」だけではなく「驚きと感動」を与えてくれる「稀代なミシュランレストラン」であることを感じて頂けましたでしょうか。

料理に「遊び心」が盛り付けられることにより、恋人とのコミュニケーションは盛り上がり、二人で同じ空間をシェアしている喜びを抑えられないことでしょう。

また、テーブル席からはシェフ&スタッフのキビキビした動きが見えることで、オープンキッチンとテーブルと一体感を感じることができます。

これもこのレストランだからこそ経験できることであり、二人にとって素敵な思い出となることでしょう。

美味しさと遊び心に酔いしれ、誰もが満足して帰路につけるミシュランレストラン!!

それが石井真介シェフが率いる「シンシア」です。

恋人の幸せそうな笑顔を見たいのなら、ホワイトデーなどのお返しで是非行ってみてください。

《Shop Data》

店名:sincere(シンシア)
ジャンル:フランス料理
予算:ディナー 15,000円〜19,999円
住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷3-7-13 原宿東急アパートメントB1F
最寄り駅:東京メトロ副都心線 北参道駅、JR線 原宿駅
営業時間:夜 18:00 ~ 21:00
定休日:日曜日、第1・3・5月曜日



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