日頃の感謝の気持ちやホワイトデーなどで女性にお返しする機会って結構あるものですよね。
お返しには気楽に買えるスイーツもあれば、ちょっと奮発してアクセサリーや花束のプレゼントなど色々ありますが、何を選ぶか正直迷うことはありませんか。
特に、本命の女性や恋人なら好きな気持ちを伝えたいから、センスあるお返しで彼女を喜ばせたいところですが、張り切りすぎてドン引きされる様な失敗はしたくはないところです。
そんなあなたの悩みを解決する鉄板のプレゼントなら、やはりミシュランレストランでの「お返しディナーデート」ではないでしょういか。
この記事では、そんなシチュエーションにピッタリなミシュラン一つ星の「アマラントス」を紹介していきます。
スターシェフとワンダーウーマンシェフが織りなす圧巻のフレンチ【ミシュラン一つ星アマラントス】
お返しディナーにおすすめの理由
- このレストランをお薦めする理由は以下のとおりです。
二人のシェフのシナジー効果により生み出される「色褪せないフレンチ」
- 花言葉が「不滅」・「粘り強い精神」・「永遠の」であるアマランサスの花。
- そのギリシア語の「アマラントス」を、新たなチャレンジをするシェフ自身に例えて店名にされました。
- そして「お客さんの顔を見ながら、”色褪せることなく”後世に語り継がれる美味しい料理をとどけ続けよう」という並々ならぬシェフの決意が込められています。

アマランサスの花。遠目から見ると、収穫を今か今かと待つばかりの稲の穂のように連なって咲いているのが特徴です。

お店の入り口のサインボード。aの字にアマランサスを表現しているのが素敵です。
- 宮崎慎太郎シェフは丸の内の「オーグードジュール ヌーヴェルエール」で2007年より一つ星を7年連続で獲得(お店は今は閉店)。
- 2014年5月よりザ・リッツ・カールトン東京のフレンチレストラン「アジュール 45」の料理長に就任され、2016年から5年連続で1つ星を獲得しています(このレストランは宮崎シェフェの独立後に残念ながら星を失っています)。
- そしてアマラントスが2023年に一つ星獲得。
- まさに、ミシュランスターの申し子であるスターシェフと呼んでも過言ではないでしょう。
- 宮島 由香里シェフはヌーヴェルエールでシェフドパティシエールに、アジュール 45ではスーシェフとなり宮崎シェフの右腕としてご活躍されました。
- 宮島シェフが編み出したメレンゲのデザートはその薄さに驚愕し、その美味しさに感動します。
- さらに、彼女のマジックは至高のフワフワ感のシフォン・サレ、絶品の焦がしバターとカルダモンのマドレーヌなど、他店ではお目にかかれないパンを創り出しています。
- 二人のシェフが共同で料理を作り上げていく姿は、阿吽の呼吸のコンビネーションで動きによどみが全くありません。
- 二人の息がピッタリの素敵なショーに感動します。
- いっしょに写真を撮った時のこのお二人の表情を見て頂ければ、ご想像頂けると思います。

アマラントスでしか出会えない女性が喜ぶメッセージプレート
- そしてアマラントスをお返しデートにお薦めする理由は、なんと言っても素敵なメッセージプレートです。
- 写真の様な「彼女の似顔絵」と”HAPPY WHITEDAY”と描かれたカードがカワイイ小菓子と一緒にでてきます。
- カードの右側には二人のシェフ、ソムリエの鴨志田さん、スタッフのやよいさんの似顔絵も書いてあり、レストラン訪問の良き思い出となります。
- サプライズのメッセージカードに女性が笑顔になるのは間違いないですね!!
- 事前に写真を送っておけば無料で対応してくれます。
- ちなみに、似顔絵は鴨志田さんが書いています。凄い才能ですね。

「美味しさ」と「温かみ」が伝わってくる至極の料理
- では、2人シェフが創り出す珠玉のコースを紹介していきます。

- 素敵なデザインのお皿とその上に載っているメニューがお迎えしてくれました。

- メニューにはシェフの熱いメッセージ、本日の料理の食材、そしてシェフの似顔絵と生産者の方々が記してありました。

- 目の前がキッチンなのでライブ感を思う存分楽しめます!

- まずはスパークリングワインで乾杯
- フランス シャンパニュー産の「ラリエ|シャンパーニュ R.018 ブリュット」
- 「R」はフランス語のレコルト(収穫)の頭文字で、葡萄の収穫年の個性を表現しています。R.018は大部分が2018年に収穫された葡萄です。
- 華やかで力強い桃や梨の白系果実。長い余韻とクリーンなフィニッシュ。仄かに感じるクリーミーなテクスチャーが繊細な印象に仕上がっています。

- アミューズ:料理を置く位置が真ん中でないことに興味がわきました。でも、この位置の方が美しいですね。

- 彼女も喜びでスタートできるアミューズです。
- どの品も手が込んだいて食欲をそそってくれます。
- 左:シャドークィーン(芋)のチップス。塩ではなくアーモンド味噌をしぼってかけています。
- 右:フォアグラテリーヌはフォアグラ好きにはたまらない一品。下はにんにくピューレ。上に載っている少し辛味のある葉が良いアクセント。
- 奥:和牛のほほ肉。メインのお肉料理の様な仕上がりの高さでした。

- これが「蕪よりもカブらしい」と噂される蕪が濃縮されたスープ。
- レフェルヴソンスのスペシャリティの蕪料理と甲乙付けがたい美味しさ。
- カブエキス100%のスープに塩だけを加えた超シンプルですが超極上品。
- 彼女も経験したことのない蕪スープに驚くことと思います。
- お茶のように手に取って飲みながらカブの香りを楽しみながら頂きます。
- カブは季節によって変えており、少し前までは京都聖護院蕪だったとのこと。この時期(3月)は少し青みが増した春らしい蕪を使用したとの説明でした。

- フランス メネトウ産の白ワイン
- ドメーヌ・ペレ / メヌトゥー・サロン モローグ・ブラン ヴィーニュ・ドゥ・ラティエ 2018
- 品種:ソーヴィニヨン・ブラン
- ワインにミネラルの香りがあるのが特徴的で、胡椒のニュアンスとともに白い花の香りも感じられる。
- 日照豊かなこの区画に由来する豊かさがあり、熟成とともにその度合を増していく。



- 北寄貝、白ミル貝のコラボ一品です。上には魚介エキスを使った泡と葉の形のガレットです。
- 貝の下には菜の花のソース(右下)が隠れていました。
- 料理のタイトルが”Umami”であり、まさに魚介の旨みが凝縮されていて、菜の花との相性も抜群の一品でした。
- 見た目の美しさと美味しさに彼女もウットリすることでしょう。

- 日本一と称されるシホォン・サレ。コースの一品と言っても過言ではありません。
- フワフワ感ハンパなく、しかも甘くないのに超美味しい。そのクオリティーに驚愕です。
- 中にはほどよくチーズとハムが練り込んであり、これが美味しさを増すアクセントとなっております。
- バターも燻製されていて、相性が抜群です。
- 食べログみても皆さんが「美味し—-いいい」とコメントしています。



- カニの美味しさが一枚のお皿に凝縮された一品です。
- セリ科のフヌイユのピューレが下に敷き、そこに毛蟹の身をふんだんに載せてあります。
- そしてカニみそ、クルトン、ハーブなどが料理にアクセントをつけています。
- 最後にカニの殻をベースにしたヴルーテソースで回りをまとめています。

- フランス アルザス産白ワイン
- アルザス コンプランタジオン 2020 マルセル・ダイス
- 品種:アルザス13品種の混植・混醸
- ブドウを混ぜて醸造するだけでなく、混ぜて植えているのが特徴。
- 香りはハチミツとレモン,僅かに桜桃
- 味はハチミツ、レモン、グレープフルーツなどが混ざった複雑なフルーツ感。


- 京都舞鶴の赤岩高原卵を用いたスフレ様の一品です。
- 真ん中にある卵黄を卵白で隠して、卵白の部分をスフレ状に焼き上げたもの。
- 上にはトリュフでまわりはキクイモのヴルーテソース
- ナイフでカットすると見事な黄身とお会いできました。
- 彼女も宮崎シェフの技術とセンスの高さに感動することでしょう。

- ポルトガル モンソン・エ・メルガソ産の白ワイン
- ブドウ品種:アルヴァリーニョ100%
- Ag.horaという名前は、ポルトガル語の「アゴラ」(現在)と「ホラ」(時間)の駄洒落です。このワインを飲むのは「今でしょ!!」ということ。
- 香りはパイナップル、グレープフルーツ、リコリスが混ざった感じ
- 味はリンゴ、レモン、バナナといったフルーツ感

- マドレーヌ:シフォン・サレと同様に甘くないですが死ぬほど美味しいです。
- フワフワ感はハンパないし、焦がしバターが塗りこんだバターの香りにはまっちゃいますよ!

- オオモンハタは香ばしく焼き上げられ、パリパリ感に喜びを感じない女性はいないのでは。
- 添え物はふきのとうのピューレ、タラの芽のフリッターで春を感じさせる魚料理に仕上げています。
- ソースは白ワインと魚の出汁を併せており、香ばしいオオモンハタとのコラボレーションはファンタスティックです!

- フランス シャサーニュ・モンラッシュ産の白ワイン
- 品種:シャルドネ100%
- グレープフルーツやレモンなどの柑橘系の香りがします。
- 口に含むと白桃を思わせる瑞々しい果実味が広がります。
- 豊富なミネラル感や透明感のある酸味が心地良い味わいが持続します。

- 肉料理はブランド豚の花悠仔豚(千葉県旭市)の一品です。
- この仔豚肉は脂肪含有量も少なくヘルシーで日本では珍しい皮付きです。
- 手前の肉はシンプルにローストしたロースです。左上は豚足部分をミンチにしてあり、特にゼラチン質を楽しめます。右上は皮付きのバラ肉を高温の油でパリッと揚げた一品です。
- 「仔豚まるまる一頭を一皿で食べ尽くす」というコンセプトの一皿となっていて、盛りつけの美しさやテクスチャーの妙に彼女もまるごと美味しく食べた満足感に浸ることができるでしょう。

- フランス ポムロール産のフルボディ赤ワイン
- フューグ・ド・ネナン ボルドー ポムロール
- ブドウ品種 :メルロー 84%、カベルネ・フラン 16%
- 香りはやや閉じ気味ながら爽やかなメルロの香りで、ほんのりとハーブのニュアンスが感じられます。
- タンニンはあまり感じられず、酸味は弱めで口当たりはスムース。

- 高知県産ミルクを喜界島の塩でアクセントをつけたシャーベットです。
- ミネラル豊富で甘くてまろやかな自然海塩と甘いミルクのアンサンブルが最高でした。
- 上にかかっている自家製のハーブオイルの絡みも良かったです。
- 彼女も大人のスイーツを満喫できるはずです。


- コーヒー風味のメレンゲの下には、コーヒー風味のトンカ豆のムースとチョコレートガナッシュが隠れています。
- 半分に割ってみるとお酒を利かせたチョコレートクリームが現れました。
- 混ぜた時に色々な味と食感の絡み合いが生まれてくる驚くべきデザート!!
- 彼女の心に残るスイーツとなることでしょう。

まとめ
- アマラントスいかがでしたでしょうか。
- このお店でお返しディナーをすれば、彼女が笑顔になって「本当にありがとう」と言ってくれる姿を見ることが出来ますよ!!
- 是非、アマラントスに行って彼女を幸せにしてあげてください!!
最後に
- リッツカールトンでの安定した仕事を捨て、独立して自分のお店を立ち上げた宮崎シェフ。
- インタビューでシェフは「やっぱり料理人でありたかった」、「自分はもう生涯、現役で、料理をつくれる人間であり続けたい」と言っておられます。
- さらに、『小さくてもいいからお客様との距離感をもっと近くして、自分でも「今日、こういうのが入ったんで、おいしいですよ」、「いまこのタイミングで食べてください」って説明するとか、そういう楽しさを選びたくなってきた。』とも述べておられます。
- これはシェフが料理の説明をする時の表情を見れば、本当であることが伝わってきます。
- お時間があれば気楽に会話も出来ますし、写真を撮るときには特別なポーズまでしてくれます。
- このお店は料理だけではなく、お店自体に温かみを感じる素晴らしいレストランです。
- この写真を見て頂ければ、その温かさが伝わってくると思います。

- 左より宮島シェフ、鴨志田ソムリエ、宮崎シェフです。